2007年06月20日

観たいものリスト

【映画】
パンズ・ラビリンス
アヒルと鴨のコインロッカー
恋愛睡眠のすすめ
雨月物語
【雑記の最新記事】
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2007年06月19日

【映画】天空の城ラピュタ

天空の城ラピュタ(1986/日本)
監督:宮崎駿


 少年少女の冒険ファンタジー。観客も一緒にそこに巻き込んでしまう力を持ってます。どきどきわくわくさせられます。二人の旅が終わる(物語が終わる)と寂しくなってしまう、もっとこの世界に浸っていたくなるような作品。
 世界観とか登場人物とか素敵なんだよなぁ、本当に。

 「ラピュタは本当にあったんだ!」すごく好きなシーン。

 ドーラとその息子、仲間達もすごく好きです。空気がさ、暖かくてさ、皆実はいい人でさ。

 敵役としてムスカはなんていい味をしているんだろう!と再確認。名台詞が多すぎます。たまりません。最高だよムスカ!本名長すぎて言えないけど!(笑)


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【映画】紅の豚

紅の豚(1992/日本)
監督:


 宮崎駿作品は大好きなので何回も見ていて今さら語るのも何ですが、ついこの間観たので折角だから少し語ってみたいと思います。

 豚なのにかっこいい。
 この作品はこの一言に尽きるんではないかと。豚なのにかっこいいってすごいことだと思いませんか。豚なんだよ!それなのにかっこいいんだよ!と思わず興奮してしまう程のかっこよさ。フィオもジーナもそりゃ惚れるよ、と思わせるその男気。すごいなぁ。

 脇役も魅力的。
 ポルコは勿論なんですが、ライバルのカーチスもすごく好きです。アメリカ野郎!2枚目気取りの2枚目半という印象が強く、かっこ悪いけどかっこいいしあれどっちだろうまぁいいやよくわかんないけど好きだ!という(笑)岩の間に挟まって登場するシーンが脳裏に焼きついて離れません。
 フィオがすごく好きです。元気で可愛くて、仕事がしたいっていう夢を持ってて、芯もしっかりしてて、でも空賊相手に啖呵切った後に見せた年相応の女の子らしさとか。でもジーナさんもいい女なのでとても好きです。どっちかなんて選べない!(笑)

 フィオを賭けての決闘シーンは最終的にただの殴り合いになってしまって拍子抜け。という方もいそうですが、私は逆にそれがまたいいなと思っています。男って馬鹿だよね!っていう女の子にはよくわからない感じが好きです。

 イタリア。飛行機。美しきアドリア海。ジーナの庭。いいなぁ…!


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【本】砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
著者:桜庭一樹


 無力でどうしようもなくてでもどうにかしたくてがむしゃらな少女達。そういうものを描くのがこの作者は何か本当にうまいなぁと思います。読み終わった後の虚無感。これは嬉しかったり切なかったりする青春時代の物語ではなくて。現実に起こりえるもっとどろどろした部分だったりどうしようもない壁だったり、でもその中で生まれる友情だとか、ぐちゃぐちゃで汚くてだからこそ美しい物語。
 人によってはものすごく後味が悪い作品かもしれませんが、私は好きです。汚い現実を容赦なく叩きつけてくるという側面がむしろ魅力的だとは思うのですが。

 自分を人魚だと言い張る”砂糖菓子の弾丸”しか撃てない海野藻屑。自分の力で生きていく為の”実弾”を欲しがる山田なぎさ。引きこもりの山田なぎさの美しい兄。実弾を持っていてもヒーローになれない担任。
 最初、海野藻屑はただの嘘つきで構ってもらいたがりに見えて、山田なぎさと共に読者としてもなんかすごい嫌な感情を抱いたのですが、読んでいくうちに海野藻屑にどうしようもない愛しさと哀れみを覚えます。かわいそうの一言では決して語れないのですが。
 子供は無力だから大人が守ってやらなきゃいけない。「ヒーローになれなかった」担任の存在が大きかったです。実弾を持っている大人すらも時には無力だという現実。
 「生き残った子供だけが、大人になる」という言葉が印象的でした。

 一見非日常的なんだけれど、それをもって驚くべきリアリティを描き出す桜庭一樹はすごいと思います。恐ろしいなぁ。あとがきで書かれてるように、すごい体験してますし(笑)
 ライトノベル版を予備知識無しに手にした人は可愛らしい表紙にだまされて返り討ちにあうんだろうなぁ。

 ライトノベル版の方が安いのですが、ライトノベルはイラストとか、あれじゃない…と思う方にはハードカバー版がお勧めです↓
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【本】puzzle

puzzle
著者:恩田陸


 誰もいない島。廃墟に現れた謎の死体。「さまよえるオランダ人」。不思議なパズル。崩されたピース。それが完成した時、そこでは一体何が起きていたのか。
 
 冒頭は事件に関わる記事だけが羅列されているだけで、初見の読者にとっては何の関連性も無いあまり興味の惹かれない文章。ところが物語は廃墟での会話から静かに、そして勢いよく転がり出していく。
 廃墟に何処と無く惹かれる人は少なくないと思うのですが、見事にそこに存在する廃墟の美しさだとか不気味さだとかを描いていて。そこで起きた怪事件というのも相まって緊張感と、それ以上の好奇心をそそるものを感じさせられました。

 最終章では事件の全貌が明らかにされます。記事の関連性についてはショッキングなネタ明かしでは無かったのですが、主催者のインパクトが強かったです。
 冒頭の記事にもありますが、年号が昭和ではなく光文になるかもしれなかったっていうのは。歴史でもしもは無いと言うけれど、考えずにはいられない訳で偶然の重なり合いだとかそういうのにやっぱり左右されていて、後々明かされた事実というのはやはり衝撃的だよなぁ、という。
 なんとも奇妙な夜でありました。

 個人的に印象的だったのは、「現場検証のチョークの跡がナスカの地上絵と似てるよなぁ、ナスカの地上絵ももしかしたらそれなんだろうか」という主人公の連想でした。成る程!


タグ:恩田陸 Puzzle
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2007年06月18日

【映画】サン・ジャックへの道

サン・ジャックへの道(2005/フランス)
監督:コリーヌ・セロー


 遺産相続の条件として仲の悪い3人兄弟が、サンティアゴまでの巡礼の道を歩くことに。他にも母親の為にイスラムのメッカに行くと思い込んでいる少年(ラムジィ)など、それぞれが事情を抱えてこの旅に参加しているのだが、その先にあるものは。

 普通の人達の普通の物語。笑って泣いて最後に笑えるような、そんな映画でした。
 さっぱり爽やか後味最高。濃すぎず薄すぎず爽やかな演出でした。たどり着くまでの道はやはり険しく汗だくなんだけども、決してただ重苦しいものでなくて。好きだなぁ、この映画。暖かさがあって。
 
 随所に思わずくすっと笑ってしまうような笑いが散りばめられていて楽しかったです。素直に笑えました。
 わざとらしい程一緒の動きをとる所とか、コミカルで好きだなぁ。

 夢とか心象風景とかそういうのをファンタジーな感じにストーリーの中に挿入されているんですが、ああいうの好きです。無駄にCG使うとかでなく、現実感が無いんだけども、すごくわかりやすいという。あ、風刺画みたいな感じだ。

 三兄弟は初め喧嘩ばっかりで長男なんかは帰りたいもう嫌だと言い出す始末。それが旅の中で段々変わっていく姿が見ていてなんだか嬉しい。三兄弟の長女もそう。初めは全然そんな気が無かったけれど、何だかんだでラムジィに文字の読み方を教えてあげたり。サンティアゴに着く直前には次男を二人で支えてあげたり。
 「遺産相続の条件は此処までです」と旅の途中で告げられた三兄弟。そこで一番歩くのが嫌だと駄々をこねていた長男が「続けたい」と言った姿がすごく良かったです。その後やっぱりあんなこと言うんじゃなかったとかぼやいたりするのだけど、そこもまた微笑ましいというか(笑)

 ラムジィと長女の「貴方は馬鹿なの?」「そう」「貴方は馬鹿なの?」「そう」「貴方は馬鹿なの?」「………違う」というやり取りがなんかすごく好きです。
 ラムジィは純粋で母親想いで真っ直ぐな少年だなぁと思いました。
 途中の心象風景で、あれ、これはお母さんもしかして…と思ったら案の定。サンティアゴに着いてサイードがそれを知りながらすぐ伝えず、悲しんでて、でもラムジィは知らずに無邪気にはしゃいでて。その対比が切なくて。ラムジィにそのことを伝えるシーンは、夕焼けの砂浜の中シルエットで描かれてるんですが、それがすごく綺麗で悲しくて胸が熱くなりました。
 旅が終わってから長女の家に迎えてもらうんですが、それがなんかものすごく嬉しかったです。良かったね!と思わず笑顔に。
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2007年06月11日

【本】バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains

バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains
著者:成田良悟


 シャムが頑張った甲斐も無くとりあえず終結してしまったこの事件。いくら有能であろうと偶然だとかには勝てないのだなぁ、という。総じてシャムはアイザックには勝てないのだろうなぁという印象。
 ラストはいつものように勢いよくまとまりを見せるのかと思いきや、これから先ヒューイ様が何か色々しでかしますよヒャッハァ的な終わり方でした。1935を待てという事ですか、くそう気になる!あ、そうか、だからこんなに不完全燃焼感があるのか…

 しかしヒューイとルネさんはそういう関係なんでしょうか。シャーネとリーザ。読み返さないとこの二人の出生とかよくわからないので断言も出来ないんですが…この人達一人でも凶悪なのに二人揃ったらもっと怖いんですが。でもある意味一番ルネさんが怖いです。
 赤毛の人がもてもてでしたね(ある意味)
 老夫婦のお店での出来事は印象的。青、緑、赤。信号機トリオだ!あと旦那さんの演説に感動しました。いい話だ…!
 レイルは始終迷ってるんですが、随所で出てきて結構ページを割いたのだろうなぁという感想を抱いてしまいました。レイルが嫌いな訳でもなくむしろ好きな方なんですが、何だか描写がしつこかった印象。
 ニースの爆弾へのきらきらっぷりが大好きです。
 リーザは今まで好きになれなかったのですが、リーザがフィーロにときめいた瞬間リーザにときめきました。何この少女漫画的な恋に落ちる図!あれですか、リーザはツンデレなんですか(笑)
 リカルドが女の子だったというのは結構大事なポイントだと思うんですが、レイルが女の子である必要はあったんだろうか…クリストファーが両手に花だよという状態を作りたかったんでしょうか…(笑)
 ビッグな人達がいっぱい出てきて何だか豪華でしたね。バルとカルは語呂がいい。角砂糖は印象に残るなぁ。
 ジャグジーがニースを助けに行くシーンがいいなぁと思ったのですが、やっぱり今回一番感動したのは絶体絶命でアイザックが助けに来た所。なんて素晴らしい再会なんだろう!アイザックとミリアはいるだけで幸せ運んでくれるような二人。チェスを助けた時のことを思い出しました。
 ヴィクターが馬鹿で大好きです(笑)
 自分に酔ってるロニーも大好きです(笑)

 あとがきで触れられていた「1710」がすごく読みたいです。田九郎と斬九郎、ナイルやヴィクター、アヴァーロ兄弟の過去を明らかにする話だそうです。アヴァーロ兄弟って最初誰だろうって思って調べてみたらマイザーでした。だって登場人物多すぎるから…!(言い訳)

posted by なつのこ at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【本】バッカーノ!1934 娑婆編―Alice In Jails―

バッカーノ!1934 娑婆編―Alice In Jails―
著者:成田良悟


 獄中編の裏側で何が起きていたか、というお話。
 いつもの勢いはあまり感じられませんでした。完結編で全てが明かされる訳でここまでは助走段階だから仕方ないのかもしれませんが…
 色々な登場人物達があの人と会ったりこの人と会ったりと忙しなくストーリーが進んでいきました。
 続けて完結編を読んだので、とりあえず娑婆編の感想はこんな感じです(適当!)

 以下は登場人物について。
 新しい登場人物もわらわら出てきましたが、やっぱりラミアの面々が印象的。
 やっぱり一番話の核を握っているのはレイルなのかなぁ。必死なのでなんか頑張れ負けるな!と言いたくなりました。フランクとのコンビっぷりはもう少し見たかったかもしれません。キャロルとの絡みは微笑ましかった…
 シックルが個人的にツボです。可愛い顔して男らしい言葉遣いだったり強かったりする女の子が好きなので(笑)
 詩人の口上は読んでてもよくわからないなぁと最初はどうでも良かったんですが(失礼)、その理由だったり実は思慮深い所に好感。

 ラミア以外だと、副社長が好きです。点数つけちゃったりと意外にお茶目だな!キャロルへの思いやりなんでしょうかあれは(笑)可愛いキャロルといいコンビ。この二人はドラマCDから登場したそうですね。欲しいなぁ…
 そして新しいキャラクターではないですが、グラハムのいかれっぷりとハイテンションぷりがいいですね。流石ラッドの弟分。部下の苦労っぷりが素敵。


posted by なつのこ at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

椿三十郎

椿三十郎(1962/日本)
監督:黒澤明


 私は『用心棒』よりこちらの方が好きでした。どちらも面白いことには変わりないんですが。

 「本当に良い刀は鞘に納まっているものですよ」

 ぶっきらぼうだけど、若侍達に協力してくれる三十郎。ぎらぎらしているけれど、おっとりした奥方の前ではたじたじ。緊張感のあるシーンの合間にコミカルな演出も挟まれていて、良いエンターテイメント性を感じました。というかやっぱりこの人の映画はメリハリがあるんだろうなぁ。見てて全く飽きない。

 白黒の良さも感じます。冒頭の三十郎登場のシーン。白黒ならではの良さ。

 若侍達はいてもたってもいられなくなって三十郎の言葉を無視して行動してしまうんですが、若さってこういうものだよなぁと思わされてしまいました。苛々する種類のものでなく、あーわかるなぁこれ、という。

 捕まってしまった敵方の侍。いい味出してました。最後の方に皆で一緒に喜ぶシーンがあるんですが、気付いた時のお互いの気まずさ加減がたまらん。

 最後の立ち会いのシーン。素晴らしい!映画を観終わってから知ったのですが、有名なシーンらしいですね。居合いの早さは勿論なのですが、それよりも斬りこみに至るまでの緊張感が半端無いと思いました。見ていて思わず息をじっと潜めてしまった。あれだけ長い間を使いながらお客さんを惹き込ませるのって本当にすごいと思う。

 面白かったなぁ!

 そういえばリメイクが作られるらしいですね。主演が織田裕二、監督が森田芳光だそうで。どうなるんだろうなぁ…

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アイ,ロボット

アイ,ロボット(2004/アメリカ)
監督:アレックス・プロヤス


 ベタなSF映画でしたが、変に凝ってる映画よりもむしろ良いと思いました。脚本がしっかりすっきりまとまってる印象を受けました。テンポ良く進んでいきましたし。始まりの方では「ロボットは絶対安全!」と頑固すぎていやいやいや!となりましたが、途中から流れに乗れたので最後まで楽しく見ることができました。
 複線とその回収も良かったです。特にウインク!ああいう使い方大好きです。

 個人的に”感情を持ってしまったロボット”というテーマに弱いのかもしれません(笑)最初は表情ありすぎるロボット気持ち悪くて嫌だなぁと思っていたんですが、サニーにはうっかり好感を持ってしまいました。いいキャラクターしてるんだもの!

 あ、あとウィル・スミスの筋肉!筋肉すごいよあの人!(笑)


posted by なつのこ at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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